2025/06/27 06:27
INTOME CITYをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、少し個人的なお話にお付き合いいただけたら嬉しいです。
今日の私のコーディネート、ネイビーブルーのデニムに合わせているこのジレ。
実は、これは私自身が手作りしたものなんです。

ブランド立ち上げへの第一歩は、手作りから
INTOME CITYというブランドを立ち上げたいと最初に心に描いたとき、まず「自分で服を作ってみよう」と思ったんです。
そうすれば、ブランドの魂をより深く表現できるのではないか、と。
独学で、そして少しだけオンラインスクールで学びながら、がむしゃらに服作りに没頭していた時期があります。
基本的なパターンを参考にしながらも、自分なりにアレンジを加えたりして、試行錯誤の毎日でした。
このジレも、そんな情熱を込めて作った一枚。
たった一枚のジレを作るだけでも、一ヶ月ほどかかりました。
ゼロから服作りを学んで、この形になるまでには半年以上もの時間を費やしたことを覚えています。
服作りを通して知った「本当の価値」と「服への敬意」
この経験で、私自身が何よりも強く感じたのは、私たちが普段何気なく手にしている服が、どれほど大変な工程を経て、どれほどの時間と技術、そして情熱を注がれて作られているかということでした。
それまでの私は、「服って、安くてなんぼ」という感覚が正直なところでした。
でも、実際に自分の手で服を作る大変さを知ってからは、その意識がガラリと変わったんです。
丁寧に造られた一着一着への、心からの敬意。 それが、私の心の底から湧き上がってくるようになりました。
なぜ、手作りをやめて「セレクトショップ」を選んだのか
服作り自体は、集中できて、没頭できる「工作」のような楽しさがあり、とても好きでした。
でも、どうしても乗り越えられない壁があったんです。それは、「素人感」が拭えないこと。
どんなに頑張っても、縫い目が少し寄ってしまったり、繋ぎ目が甘かったり…。
「もっと綺麗に仕上げたい!」という気持ちは常にあったのですが、そこに到達するための「技術を極める」という情熱は、私が本当に目指したいこととは少し違いました。
だからこそ、私は今、「セレクトショップ」という形で、国内外から厳選したアイテムをお届けすることを選びました。
世界でたった一つのジレ、そしてINTOME CITYの「今」
綺麗とは言えないけれど、私の情熱と試行錯誤が詰まったジレ。
私の後にも先にもない、世界でたった一つの、私だけのジレです。
これは、私が「服」に対して抱く深い敬意と、お客様に「良い服」を届けたいという原点の証。
まだまだ「見る目」が未熟だと感じることもあるかもしれません。
ですが、この服作りの経験を通して培われた「服への敬意」を胸に、今、私が「これは良い!」と心から判断できる、最高のクオリティと心地よさを持つアイテムだけを、自信を持ってみなさんにお届けしています。
いつか、INTOME CITY専属の素晴らしいデザイナーさんやパターンナーさんと一緒に、新しいものづくりができる日が来たら…なんて、夢を抱いたりもしています。
皆様には、私たちが厳選した「良い服」を通して、「本当の私」へと還るための「心地よい空間」を感じていただけたら幸いです。
これからもINTOME CITYは、皆様の日常に寄り添うアイテムを心を込めてお届けしてまいります。